2013年5月30日木曜日

オントロジーとタクソノミーのツール

今私たちは、情報洪水の中にいます、泳ぎの下手な人もいますし、得意の人もいると思います。 このような状況で、救命ボートはどこにあるのでしょうか、このブログが何かのヒントとなることを 願って、ブログを書いていきます。

オントロジーとタクソノミーをツールにして、何か有効な情報を提供していければと考えています。

まずは、ここでのオントロジーとタクソノミーの使い分け方ですが、Wikiを参考にしてみると、

オントロジー
「オントロジー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2013年5月30日15時(日本時間)現在での最新版を取得。
オントロジー:オントロジー(英: ontology)は、哲学用語で存在論のこと。 ものの存在自身に関する探究、あるいはシステムや理論の背後にある存在に関する仮定という意味である。 これから派生して情報科学等でも用いられる。
タクソノミー
「分類学」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2013年5月30日15時(日本時間)現在での最新版を取得。
分類学(ぶんるいがく、英語: taxonomy)とは生物を分類することを目的とした生物学の一分野。 生物を種々の特徴によって分類し、体系的にまとめ、生物多様性を理解する。
本ブログでのツールとしての定義
オントロジーのツール
業務用語等の言葉の意味を定義し、これを関係づけ構造化すること、またはフレーム
タクソノミーのツール
業務用語やインスタンス等を機械的に分類し、これを関係づけ階層化すること、またはフレーム

すなわち「意味構造化」か「単純階層化」の主な違いがある。

以下、
オントロジーはOTG
タクソノミーはTXM
で記述します。

OTGとTXMの違いは私達の日常生活や仕事をするうえで関係することがあるのでしょうか?
数学者であれば、全く違うので「何をいまさら」という話なのかもしれません。
1冊の専門書で例えるのであれば、先頭の目次がOTGで、最後の索引がTXMでしょうか。
両者の違いは、目次は著者の意志や書籍の暗黙の決まりで、人が決めると思います。
索引は、本の内容が完成してから書のページが決まってから初めてコンピュータ処理して 機械的に作成されます。
もう一つの例え方として漢字の分類方法を考えると、文字の画数で分類することをTXMで、文字の意味を分類することがOTGで行っています。
こうしてみるとどちらも本の内容をガイドラインとして説明しているのに明確な違いがあることが解ります。

ではシステム開発の現場ではどうなっているのでしょうか?

業務担当者であれば、オントロジーのことは単なる辞書的な意味を構造化したものとして 意識することは容易に想像できることかもしれません。反対に、 「コミュニケーションはシステム屋さんと、いつも普通の言葉で、できているので問題ないよ」 オントロジーなんで関係がないと思うかもしれません。
又、SEの話は時々宇宙語を話していて話がいつも通じないと感じているかもしれません。

システム担当者側はどう考えているのでしょうか、業務部門が明確な要件や仕様を出してくれないんで 困っています。「これでは来月のシステムリプレースに間に合わないよ」てことになっていませんでしょうか。

システム開発に考え方を適用すると、大体ユーザの業務はOTGで定義や設計ができます。
実装技術では主にTXMで体系つけられた技術を理解して使いこなす必要があると思います。
ユーザの業務はローカルなOTGで、商法、税法、その他法の制約の元で、暗黙の合意で
社内業務OTGが存在していて、この業務を業務分析して、SEはOTGを無意識的に理解し、
実業務を設計していると考えています。これを要件定義(RFP)とします。

実装の方に目をやると、HW、SWの制約や非機能要件や、保守運用要件などを考慮して
設計を進めるわけですが、HW、SWの知識は殆どがTXMに分類される知識ではないのでしょうか?
悲しいかな、システム毎にHW:サーバ、クライアントPCやネットーワーク機器も異なりますし、
SW:OS、DB、開発言語やフレームワークやそのバージョンまでもどんどん変化していきます。

システム開発の分野ではこのTXMが2,3年でどんどん変化していることが現実です。
10年、20年経験していくと、もっと上位から把握する手法が必要であると考えています。
このヒントとしてOTGとTXMのツールを意識的に適用することは非常に重要だと考えています。



このブログの主旨を簡単に説明します。私はシステム開発をしているSEです。 「思考のツールとしてオントロジーとタクソノミーを使う」 このツールを使うことで、より整理したシステム開発が行えて、効率の良い開発ができると考えました。
今まで経験を通して知り得たことを誰かへ伝えるために、又考えをまとめることや意見交換の目的でブログを書いていきます。

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