2013年5月31日金曜日

業務設計でオントロジーを使ってみる

システム開発を想定して、ツールとしてOTG(オントロジー)やTXM(タクソノミー)を利用する作業を検討してみると、
上流設計では、業務分析をする場合、ユーザから帳票・伝票、DB、画面等の資料を
使い業務の用語を定義する目的で、データディクショナリ(DD)を作成します。
この業務をローカルOTGを構築する見たいに作業すると、DDの用語を分類する場合
メタの概念をツールとして利用するのが便利です。
メタデータをまず用意します。「プロセス、サブプロセス、アクティビティ、ロール」
2つのメタデータ同士で階層化すると
「プロセス<-サブプロセス」
「サブプロセス<-アクティビティ」
「ロール<-アクティビティ」
次に「帳票、伝票、テーブル、画面」をメタデータとすると、
「アクティビティ<-(IO)帳票」
「アクティビティ<-(IO)伝票」
「アクティビティ<-(IO)テーブル」
「アクティビティ<-(IO)画面」
(この場合はアクティビティにはロールも条件として入る場合は省略して。)

この作業はMS-Excel等の表で行えば簡単に作成できます。
例えば、プロセスであれば、名称:販売管理、説明:その業務概要説明になります。
テンプレート化したければ、IDを機械的に追加すればいいでしょう。
ここまでは、誰でも実施している作業で別に業務フローを自動で描いてくれる
訳でもないので、無駄なことかもしれません。
そこでOTS的に考えれば、IDを振ることにより、業務で使われている用語を正確に
分類することが可能になります。
例えば、帳票で使われている用語とDBで使われている用語が「多分同じものを指して
いるのだろうが?」違う場合。
その逆で少し意味が違う意味を指しているはずなのに、同じ用語が使われている
場合です。
IDを振ることにより、名称に左右されない正確な設計ができるようになります。
又この整理された情報はそのまま業務のテンプレートになるので、保守の作業で
正確に業務を把握したい場合役に立ちます。同じ業態には再利用も可能になります。
以上の内容については、詳細についてこの後のブログで説明をしていますので、もっと
掘り下げておきたい方は、そちらをお読みください。

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