2013年8月22日木曜日

自然言語処理系の書籍の感想

A.「非線形言語モデルによる自然言語処理」岩波書店、池原悟著(2009年)
B.「機械翻訳の原理と活用法」明石書店、新田義彦著(2012年)

の2冊の書籍を読んで、感想を述べたいと思います。

A1:三浦つとむの認識論や言語論を支持している。ここを基盤にしている。
A2:言語処理ではあるが、単に翻訳するのではなしに認識まで踏み込んでいる。
A3:非線形言語モデルは、簡単化すると言語のパターン解析または変換モデル
A4:他の言語変換の特徴や手法の説明が解りやすくまとめられている。
A5:後半はパターン言語処理と意味的等価方式の事例で勉強になる。
A6:全体を等して認識とパターンで理解すれば他にない稀有な書籍
A7:古典的な翻訳手法を見直せるので非常に勉強になった

B1:機械翻訳の手法の解説を全体的に解説
B2:今のネット翻訳の比較検討
B3:俳句の機械翻訳について
B4:副題は「古典的機械翻訳再評価の試み」ですが、あまりこの視点では興味を持てなかった
B5:現在一番注目されているネット翻訳がジャストタイムという感じ

今まで、統合論やCCGについては少し勉強しましたが、
2冊ともこれとは全く違う角度からの視点の本なので、かなり勉強になりました。

私は、30年前から三浦つとむの支持者なので池原悟氏には非常に感謝しております。

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