2013年6月6日木曜日

身近なオントロジー

WEB上では、OWLがウェブオントロジー言語としてすでにあります。 また、WEB上の意味を取り扱った、OWLの基礎になっているRDFがあります。 我々の身近に存在しているオントロジーツールが、OWLと言えます。 それではRDFとOWLを簡単に比較してみます。

名称 RDF:Resource Description Framework OWL:Web Ontology Language
1999年誕生 2004年勧告
目的 Web上の情報資源の構造を論理的に記述すること オントロジーを使いデータ交換すること、推論計算も可能
概要 基本単位(トリプル)は、主語、述語、目的語。 トリプルに基づく構成で定義
主語(楕円)や目的語(長方形)を述語(矢)で結ぶ記法
3つのサブ言語からなる。
厳密(DL):推論が可能、範囲狭い
簡易(Lite):限定的
RDF拡張(Full):範囲が広い
用途 語彙の提供、情報検索、図書情報管理、 業務設計で利用しているケース
OWLを編集するには、XMLなので専用のエディタを使うようです。 OWLの検索では、SPARQL(RDF(XML)に対する問い合わせ言語のような)を使うようです。 出力フォーマットのレポートも専用のSWを使うようです。

簡単ですが、もう少し気合をいれて平たく説明ができないか考えましたが、力不足に終わってしまいました。
目的はあくまでも、概念として役に立つツールか評価しておきたいので、業務で使うにしては、 構造化する過程が粒度的に細かすぎる気がしました。
結論としてやはりオントロジーを使うには、業務担当者ではなく、SEが担当する必要があります。 この場合、業務を深く知らない訳で専用エディタで開発を進めるには難しいと思いました。

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