2013年6月9日日曜日

4.スキーマを定義する

ここでは、業務担当者とSEがシステム開発設計で使える言葉で、スキーマを 定義します。厳密な定義は始めから考えないで、実践で使える フレームワークに徹します。何度でも再考して修正していきます。
WordNetの助けを借りて、スキーマを定義していきます。 始めにノードの部分を検討します。
業務用語システムIDM-ID 説明
サブシステムsub-systemM01 行動を司る方法または規則の複合体、メタ機能
機能functionM02 目的、役割または機能を提供する
アクティビティactivityM03 特定の行動、目的が機能を実現すること
ロールroleM04 何かがそのために使われる、役割
画面GUIM05 GUIまたはWEBインターフェイスを指す
エンティティtableM06 DBのテーブルをさすが、ストレージに蓄積したデータを指す
帳票listM07 会社で使われている、伝票、帳票やレシートを指す
ファイルfileM08 業務で使われている物理的なファイルを指す
外部データ源IFM09 WEB受付、コールセンタ、FAX、E-メール等
バッチbatchM10 システムのバックエンドっで実行される処理
イベントeventsM11 所定の場所・時刻で起こる事
状態stateM12 その主要な特性に注目したときのある物のあり方
アクションactionM13 何かをすることを決める行為
メッセージmessageM14 コミュニケーションが伝えるもの
ルールruleM15 システムの機能に関する決まりまたは法則
権限authorityM16 命令をするか、決定をする力または権利
項目itemM17 エンティティやファイルの属性、項目名
部品ファイルitem-fileM18 システムの設計で使うファイル、例えば、会社のロゴ画像ファイル
いったいこれのどこがオントロジーなんだともいえるかもしれませんが、 本当にオントロジーの恩恵を受けるには、ここからさらに語彙の厳密性や 自動化へつながる方法をバックエンドで実行することが必要と考えています。 こうしないと、厳密性や記述ばかりに気をとられて、結局使われないツールに なってしまいます。
「ドライバーを使うとき、ねじの穴が合わなくて困った。」てなことは誰にだってありますよね。

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