SE:「今からこの販売管理をオントロジーを使って設計します。」
業務担当者:「オントロジーてなんじゃそれは?、そんな言葉は使えないよ」
SE:「ええ、オントロジーは存在論で、。。。。」
こんな言葉はシステム開発の現場ではとても使えません。
それこそ1日で両者は不仲になってしまいます。
オブジェクト指向がシステム開発で登場した時を思い出してしまいます。
ここでは、システム開発の現場を想定してツールが使えるか検討してみます。
オントロジーやタクソノミーをツールとして使う場合、現場で使われる言葉はそのまま使えないので、
オントロジーは「意味」、「辞書」、「業務用語」、「構造化」、「定義」
タクソノミーは「分類」、「仕分け」、「階層化」、「木の構築」
みたいな言葉で使うことが妥当なのでしょうか。
開発の現場でツールが利用されるであろう要件や注意点を以下にまとめてみます。
1.フレームワークとして定義し、具体的に利用可能になるまで詳細化していること。
2.コミュニケーションを手助けできるものであること。
3.利用者全体で共通の言葉が使えること。
4.専用のSWを使う場合は単なる道具と考え、手段と考えること。
5.10年後でも有効なツールであること。
6.正確性の向上や効率化に貢献できること。
7.実業務とフレームワークが合っていること。
8.トップダウン、ボトムアップ両方からアプローチ可能が望ましい。
9.概念を対象にすると、スコープが広がり過ぎ無駄が多くなるので注意する。
Googleでググると、
"ontology taxonomy framework"をキーで280万件
"ontology taxonomy framework XBRL"をキーで28700件
ヒットします。
ほとんどがWEB検索系の体系から始められた関係のものだと考えられますが、
それにしてもすさまじい数です。
そろそろシステム開発でも使えるフレームワークが出てきてもおかしくありません。
XBRL(拡張可能な事業報告言語)のような世界的に始まっている取り組みもあるので、
もう少し調査をしてみます。
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